2009年7月16日木曜日

7月12日 ギリシャ(5):サントリーニ島~ミコノス島 「絵に書いたようなギリシャ:ミコノス島」

ギリシャ・ミコノス島

「起床」
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朝は皆が少しざわめいているので、それで目が覚めた。どうやらクーラーが壊れているので、ホステルの人に直してもらっているようだ。

私は腕時計が壊れてしまっているので、時計がない。なので朝起きても何時かわからない。私は時計の代用としてパソコンの電源をつけ、時計を見た。時刻は9時。最近この時間に起きる時間が多いので、体がもう覚えているようだ。

「朝食へ」
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私は朝食を食べに近くのスーパーに行った。スーパーではやはり量り売りで安く果物が売られている。私はリンゴ、バナナ、プラム、ヨーグルト、オレンジジュースを買った。占めて2.50ユーロ(325円)である。さらに、日本から持ってこればよかったと思っていたサンダルがなんと1.30ユーロ(169円)で売っていたので購入。安いわりに意外としっかりした造りとなっていた。ラッキーである。

「フェリー乗り場へ」
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フェリー乗り場へはホステルからシャトルバスが3ユーロ(390円)で出ていた。一応公共交通機関を使うより1ユーロ安かったので、私はこのシャトルバスを利用した。

人一杯に詰め込んだ小さなシャトルバスは、定刻の午前11時より少し遅れて出発し、私を崖の下にある船乗り場へと運んでくれた。

フェリー乗り場にはたくさんの人々でごった返していた。皆ミコノス島へ行くのだろうか。中には日本人もたくさんいた。私の乗るフェリーは「Sea Runner」。私のフェリーの前にフェリーが二つやってきたて、皆ミコノス島に行く。やはりミコノス島は人気なようだ。

「フェリー搭乗・出発」
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フェリーは少し遅れてやってきた。ロードス島から来たときのフェリーと比べて小さいが、なかなか大きなものだった。船の形からして、高速船んおようだ。ミコノスへは3~4時間で着くそうだ。

フェリーの中に入ると、飛行機のようにたくさんのシートが並べられている。船のシートは広々としているので、私は好きだ。このフェリーの乗客はあまりいない。あまり人気がないのだろうか。私は空いていた窓際の席を確保した。

船は客が乗るとすぐに出発した。出発してしばらく経つと、時々船が上下に激しくゆれる。このフェリーは結構揺れる。最近船酔いはしない方だが、ここまで揺れるとさすがの私もちょっと気持ち悪くなってしまう。はやくミコノス島に着かないものだろうか。

「ミコノス島到着」
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ミコノス島に近づき、船の窓からミコノス島を眺めていると、船員に、
「もう船を降りる準備をしてください。」
といわれた。船が岸に着いてから降りる準備をするものだと思ったが、急かされたので驚いた。

船の外を出るろ、ミコノス島の景色が広がる。街以外、あまり家の密度は高くなく、静かな雰囲気が漂っている。家のほとんどが白で、窓の扉は濃い青で塗られている。なんとおしゃれな島だろうか。

船を降り、港に出ると、ホテルの勧誘が2人やってきた。最初は20ユーロ(2600円)だったが、15ユーロのものはないかと聞いたところ、小さな部屋ならばあるというのでそこに決めた。聞くと、インターネットも無料でできるというのだ。これはラッキーだ。勧誘されたホテルの親父の奥さんが、私を車でホテルまで連れて行ってくれた。

ホテルは港から車で10分程で到着した。外見は他の家々と同じように白く、ドアは濃い青だ。部屋を覗くと、中に3つのベットがあるドミトリーのような部屋だった。部屋はとても奇麗である。
「あなたのベットはこのベットよ。他の2つは使わないでね。」
と言って鍵を渡してくれた。なんと、私以外もうこの部屋に泊らないようなのだ。15ユーロ(2250円)でシングルとはラッキーだ。おまけに3人分なので広くて奇麗だ。私は料金を払い、部屋を後にして早速街に出た。

「絵にかいたようなギリシャ・ミコノス島」
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最初、宿の人に道を教えられたが道を一本間違えてしまったようで、歩いても歩いても街らしきものが現れない。なのでもう一本の道があった方角へ道を変え、ようやくミコノス島の街、ミコノスタウンに辿り着いたのだ。

このミコノスタウンは、まさにギリシャのイメージぴったりの街だ。よく日本でギリシャのエーゲ海が紹介されるポスターはきっとこの島の写真を使用しているのだろう。

街には真白な家々が所狭しとならんでいる。海はその白い家々ととても合い、ロードス島のようなエメラルドグリーンと濃いブルーの色がとても美しい。まさに絵にかいたギリシャ・エーゲ海がここにあった。

街を見渡すとどの店もおしゃれであり、そこにいる人々もおしゃれな人が多い。私がこんなところにいてもいいのかという感じである。街の物価は高く、私の入れる店はなかった。

あとで調べてみると、このミコノス島には多くの有名人が別荘を構えているという。そんなにゴージャスな街だったとは知らなかった。

また、この島には別の顔がある。街を歩くと、時々変な格好をした男をよく見かけるのだ。ピチピチでヘソを出しているTシャツを着たり、妙に露出度が高い服を着ていたりする。そう、彼らはゲイなのだ。

後で調べてみると、この島はヨーロッパでゲイの街としても有名なようだ。普通に男同志が手をつなぎ合って歩いている姿を何度も見た。なんだか色々な事情のある島である。

「ミコノス島を歩く」
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街を出て、私は海岸沿いを2時間程歩いた。海岸沿いはこれまた美しい。海はもちろん奇麗だが、街を出ると家の密度が低いので、とても開放感があって気持ちが良い。

ミコノス島はとても風が強いことでも有名なようだ。海岸沿いは常に強い風が流れる。なのでミコノス島では風車も有名だ。

歩いていると、海岸沿いにはたくさんのビーチが現れる。どのビーチもとてもきれいなのだが、たまにゴミが散乱しているビーチがあるのが残念だ。

海岸を歩いていると、私は一つの街に出た。この街からバスが出ているようなので、私はミコノスタウンへバスで戻った。料金は1.5ユーロ(195円)。ミコノス島の海岸沿いウォーキングはとても魅力的なものだった。

「物価の高いミコノスタウン」
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私はミコノスタウンで夕食を取ろうと思ったが、高いレストランばかりでなかなか手頃なところがない。やはり、バックパッカ―の私にとっては不向きな場所なのか。

しばらく歩いていると、ピタ(ギリシャの?ケバブのようなもの)のお店が現れた。ピタのお店は基本的に安い。少々脂っこいが、安いので私はよく利用している。

私が頼んだのは、ケバブ・ピタ。中には棒状の牛のハンバーグ、トマト、フライドポテトが入っている。値段は2.5ユーロ(325円)。お腹が空いていた私は一気にかぶりついた。

「夜のミコノスタウン」
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私は一度ホテルに戻り、休憩した。私は基本的に、見知らぬ土地の夜は物騒だと思うので出歩くことはあまりなにのだが、このおしゃれな雰囲気のミコノス島は治安がよさそうなので、独りでミコノスタウンに出歩いてみた。

思った通り、ミコノスタウンの夜はこれまたおしゃれな雰囲気が漂っている。ミコノスタウンにはたくさんのバーがあり、そこから流れてくる音楽が街全体の空気をより一層魅力的なものにする。夜11時と遅いの、まだたくさんの人が賑やかにそれぞれの夜を楽しんでいる。

とても良い雰囲気であるが、その中に溶け込めない独りぼっちの私は少し寂しさを感じた。一人旅はとても良いものだ。土地や人、風景は、やはり一人の方がより深く肌で感じることができるものだと思う。しかし、やはり独りなのでたまに寂しさを感じてしまう。これもまた一人旅特有のものなのだろう。

私は少し夜のミコノスタウンを楽しんでから、ホテルに帰った。今日はたくさん歩いたので疲れがたまっていたのですぐに私は寝た。

1 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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