2009年5月23日土曜日

地平線会議 〜冒険家の集まり〜

昨日親父の誘いで、「地平線会議」という冒険家の集まりに行ってきた。

約30年前に設立され、もともと各大学の探検部や山岳部のインカレのようなものだったらしい。日本や世界各国を旅して集まった冒険家が集まり、月に1度報告会を開く。

会場は新宿スポーツセンターの2階の大会議室。大会議室に入ると、ざっと見て大学生から中年の約40人が席を連ね、今日の講演を待っていた。肌の色が黒く、肉体がしっかりしている人が多くていかにも冒険家の集まりだと感じた。旅で出会う人はこんな人ばかりなんだろうと思い、なんだかもう既に旅に出発したような気分にもなった。

今回の講演者は70年前にモンゴル人に扮してチベットに潜入した野元甚蔵さん(92)。日本陸軍特務機関員として チベットへ。当時、日本人がチベットに入ることは難しく、モンゴル語を学んでいた野元さんが、チベットと同じ仏教を厚く信仰するモンゴル人になりきってチベットに潜入することになったという。

ご高齢でわざわざ鹿児島から来て下さり、大変良いお話をいただいた。ここでの話の内容は、地平線会議の報告書に譲る。より詳しい内容が記載されている。
右の写真は野元さんがなんとかのダライラマからもらった指輪だという。

報告会の後、そこにいた方々と飲み会に行った。私を案内してくださった安東さんは、なんと冬のシベリアを横断した冒険家。学生時代は私と同じようにバックパッカーとしてアジアを旅したという。安藤さんは私の旅のアドバイスに始まり、様々な方を紹介してくださった。とても面倒見が良く優しい方だった。

飲み会には、他にも北朝鮮専門ジャーナリストから、出版社の方、旅を愛するサラリーマン、登山家まで普段あまり会うことのできない様々な方と会う事ができた。どの方も旅の達人であり、様々な事を教えてくれた。とても親切な方々だった。

私もチベットに行こうと考えていた。
チベットに入るには入域許可証が必要になる。現地の中国旅行代理店を通じて行えば取ることは可能であるらしいが、値段が張る。更に、ほとんど添乗員が付きっぱなしであまり自由に行動できないのだとか。

何か良い方法で行けないものかと地平線会議で聞いていたところ、田村さんという方が入国許可証なしで入国していたという。あまり人のいない検問を探し出して潜り抜けたのだとか。ものすごい行動力だ。私は現地でなんとか良いルートを探してみようと思う。


冒険家安東浩正さんのHP
地平線会議



↓ランキング登録中!清き1クリックを!

にほんブログ村 旅行ブログ 大陸横断・大陸縦断へ

2009年5月21日木曜日

ユースホステル会員証

先日、ユースホステルの会員証が届いた。

アジアではきっとユースホステルなど泊らなくても安宿が多いんだろうが、私が先に旅をするヨーロッパの方は物価が高いのでユースホステルを利用しようと思い、申し込んだ。

会員費が1年間に2950円。

アジアではこの値段で何泊泊まれるのだろう。最近、物価の感覚がアジアよりになっている。だがこう考えるとより節約することができる。今まで安いと思って多用していた100円マックも、少々高いように思えてきてならない…なんだかみみっちい感じもするが、チロルチョコを買うときに初めて安いと感じてしまうこの頃だ…


話をユースホステルに戻そう。

なんとヨーロッパには「お城」のユースホステルが多数存在するのだ。
会員証に同封されていたパンフレットを見る限り、ドイツの古城ユースホステルが有名そうだ。


from Wikipedia commons

上の画像はドイツの「Castle Altelna」という古城である。なんとこれもユースホステルだというから驚きだ。値段もそこそこ安い。

B&B (Bed&Breakfast:一泊朝食付)from 19,10 €
half board (一泊二食付)from 24,40 €
full board (一泊三食付)from 28,90
※1€=¥130(2009年5月20日付)

是非出向いて古城での生活を体験してみたい。


旅のお役立ち情報① [ユースホステル編]

  • ユースホステルは安全で安いところが多い!
  • ヨーロッパに行くなら大活躍!
  • 行くには会員証が必要。なくても泊まれるところもあるが、高くなる。
  • 発行には少々時間がかかる。(1週間程度)

便利サイト-------------------------------

・日本ユースホステル協会 =ここで会員申込!=
・ユースホステル古城リスト
・今回紹介の『Castle Altelna』


↓ランキング登録中!清き1クリックを!

にほんブログ村 旅行ブログ 大陸横断・大陸縦断へ

2009年5月20日水曜日

予防接種

海外では日本にはあまりない疫病は多い。
狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、マラリア、破傷風、黄熱病・・・・

中でも狂犬病は世界各地に分散しており、かかった時にはなんとほぼ死亡率100%だ。犬だけでなくキツネや猫など、哺乳類全般から感染する。(もちろん人間も例外ではない)

嵐よういち著『海外ブラックロード -危険度倍増版-』には、タイで酔っぱらった現地人が犬にかまれ、そのまま寝てしまったために死亡したという話が書かれている。犬だけでなく、どこでもそうだが飲み過ぎも注意である。


上図を見てほしい。厚生労働省からのデータだ。海外では狂犬病による死亡者が多数いる。
ほぼすべての犬に対して狂犬病の予防接種が行われる日本はなんて安全な国だろうと
驚かされてしまう。日本は本当に幸せな国だ。


そして私は今日、その狂犬病と、A型肝炎の予防接種を受けてきた。最近は狂犬病のワクチンが不足しているらしく、私はその貴重なワクチンをいただいた。

場所は東京駅にある「財団法人 日本検疫衛生協会」というところ。『決定版 バックパッカーズ読本―究極の個人旅行ガイド』にも載っていたし、検疫専門の診療所であることからここに決めた。

オフィスビルの5階の一室にあり、入ると他に会社員であろう男性2人が受付をしていた。案外人の数は多くない。申込をすると、行先がヨーロッパとアジアに複数あると伝えると、勝手に「世界一周」と記入された。順番が回ってくると「世界一周の方」と呼ばれた。名前で呼ぶのが礼儀ではないか。あまり良い気分にはなれなかった。

部屋に入るとおばさん医師が一人。なんだか適当そうな素振りであった。最近鼻の調子が悪く、朝パブロンを飲んできたことを告げると、

「熱がなければ大丈夫よ。」

となんだか軽い感じで答えられた。本当に大丈夫なのかちょっと疑ってしまうような語り口だった。

片腕に狂犬病、もう片方にA型肝炎のワクチンを注射してもらった。

無事に終了した。そして事前に調べておいた通りであったが、その金額の高さに改めて驚いた。狂犬病が一回12500円、A型肝炎が一回8700円もしたのだ。…高い!予防接種は保険証が使えないのでなおさら高いのだ。

今日は二本しか打てなかったが、後日更に日本脳炎(4100円)と破傷風(3500円)の予防接種も受けなければならない。この2種は中学校の時に打ったから一回で良いが、狂犬病とA型肝炎はなんとあと一回打たなければならない。そこでもまた同じ料金が徴収される。

現地で病気に罹り、死亡しては元も子もないので、保険として打っているが、値が張る…

大学生の私にとってはとても痛い出費だった。


旅の必須知識① [予防接種編]

海外予防接種情報------------------------

・厚生労働省検疫所 =どんな疫病があるか。どんな予防接種が必要か記載。要チェック!=

検疫所一覧-------------------------------

・厚生労働省検疫所 =ここには残念ながら狂犬病ワクチンなし=
・予防接種機関情報 =ここで最寄の予防接種ができる機関をチェック=
・財団法人 日本検疫衛生協会 =筆者の行った検疫所=

料金--------------------------------------

・財団法人日本検疫衛生協会の料金。参考までに!


ランキング登録中!清き1クリックを!↓
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

2009年5月17日日曜日

旅のルート


第一回

1.イギリス
2.デンマーク
3.ドイツ
4.オランダ
5.ベルギー
6.フランス
7.スペイン
8.ポルトガル
9.スペイン
10.フランス
11.モナコ
12.フランス
13.スイス
14.リヒテンシュタイン
15.イタリア
16.ギリシャ
17.トルコ

全14カ国


秋に一度帰国。
その後、


第二回

1.エジプト
2.(イスラエル)
3.ヨルダン
4.シリア
5.トルコ
6.イラン
7.インド
8.ネパール
9.(ブータン)
10.バングラディッシュ
11.ミャンマー
12.タイ
13.マレーシア
14.シンガポール
15.マレーシア
16.タイ
17.カンボジア
18.ベトナム
19.ラオス
20.中国

全20ヶ国


総計 約200日 34ヶ国



これが今考えている旅程だ。

秋には帰らなければならない用があるため日本に一度帰国するが、2月末まで旅を続けるつもりだ。

予定通り行くかどうかはわからないが、主に陸路を歩いていく。

イスラエルはかっこ。まだ未定だ。なぜなら、イスラエルは今でも紛争が起きる地域がある国。近隣のイスラム国家からは嫌われているため、パスポートにイスラエルのスタンプがあると、イスラム国家への入国が難しくなるという。しかし、交渉次第で別紙にスタンプを押してもらうことも可能だとか。(駐日イスラエル大使館に確認済み)私はそれを狙っている。もしそうしなければパスポートを更新しなければ他のイスラム国には行けなくなる。

そして、この国に行く上で何より考えなければならないのはその治安だ。死んでは元も子もない・・・

しかしイスラエルにはそれだけ自分にとって魅力のある国。キリスト教とイスラム教発祥の地であるエルサレム。塩分濃度が高いために人が沈まない「死海」。是非行ってみたい。

入国するかどうかは、周辺国家で情報を手に入れてから決めようと思う。


ブータンはビザを取るのが難しいのでかっこ。
行けたらぜひ行ってみたい。


出発まであと一か月。夢にまでみたユーラシア大陸横断の旅。

早く日本を飛び出したい気持ちでいっぱいだ。


ランキング登録中!清き1クリックを!↓
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

2009年5月16日土曜日

出発まであと約1ヶ月


出発まであと約1か月。

来月簿記の試験を終え、卒業論文を書き終えて出発だ。

最近は各国のビザ情報を得るために各国大使館に電話をかけたり、移動手段を調べていたりしている。

本ブログは自らの日記をつけるため、家族など自分の周辺に我が身を知らせるため、そしてもし目にしてもらえるならば、同じように世界を旅することを志す人々に参考になればと思い、開設した。

この旅を実行する上で多くの人が理解を示してくれたことに心から感謝する。

定期的に書くことは難しいかもしれないが、読んでいただけたら嬉しい限りだ。


旅ブログにも登録しているので、もしよろしければ以下のボタンをクリック!
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村